ミカルディスの合剤登場で薬品名一覧の必要と握力運動

ミカルディスは高血圧治療に用いられる比較的新しい医薬品の一つです。第二世代のアンジオテンシン2受容体阻害剤として知られており、様々な高血圧の治療において第一選択薬として選ばれるようになってきました。その理由は安全性の高さや副作用の少なさに加え、腎臓の保護作用やインスリン抵抗性の改善等の様々な作用を同時に期待することができるという点です。ミカルディスには持続性もあることから日々の血圧管理に対して有用であり、古い歴史を持っている他の薬剤を凌駕する勢いで使用が増えてきています。しかし、カルシウム拮抗薬などの歴史ある薬剤に比べると降圧効果が低い場合も多く、その点を克服するために合剤も開発されてきています。ミカルディスとカルシウム拮抗薬あるいは利尿剤といった組み合わせでの合剤が開発されたことによってより高血圧患者の日々の血圧管理が容易になってきています。
しかし、合剤の存在は医師や薬剤師を混乱させる面もあります。ミカルディスは一般名ではテルミサルタンであり、合剤ではテルミサルタンと別の薬剤が配合されて別の商品名になっています。薬品名一覧がなければどの製品にどれが含まれているのかということがわかりづらいのです。なかなか覚えられないほどに薬の組み合わせの可能性があり、薬品名一覧を準備することが現場で必須になってきています。医療ミスを防ぐためにも熟練者でさえ薬品名一覧を見るのを忘れないようにしているのが現場です。
一方、高血圧治療では運動も重視されます。近年流行してきているのが握力トレーニングであり、タオルを用いて握力を鍛えることが注目されています。握力を鍛えるグリップ運動は血流に影響を与えることから、その刺激が血圧の低下に有効であると期待されており、今後のトレンドとなる可能性が示唆されています。